Definition of The Barbershop Style
バーバーショップ・ハーモニーとは、無伴奏の四部合唱であり、メロディは上から二番目の「リード」パートが歌い、「テナー」がメロディより高いハーモニー・パート、「ベース」が最も低い和音に入り、「バリトン」がハーモニーを完成させるような和音構成で歌うことを特徴としています。
「テナー」は、場合によってタグ等の部分でメロディーを歌う以外は常に和声部として歌い、編曲の「ココでテナーがメロディ」という場合以外は表に出ることは有りません。基本的には四部合唱で歌いますが、場合によっては全パートで歌わないフレーズがあることが許容されます。
バーバーショップ音楽の特徴としては、(英語として)聞いて理解できる歌詞がついていて、誰にでも歌えるメロディで、調性がハッキリしており、バーバーショップらしい和音構成となっており、五度圏の和音進行を基本とします。
編曲の要点としては、曲の特徴をよく捉え、効果的な和音展開を守るところに有ります。
歌う場合のポイントは、調性を守りながら、純正調の和音展開を如何にキープするかであります。バーバーショップ・スタイルで芸術的に歌おうとするなら、調性を守りながら、ハーモニーのバランスをとり、一体性のある歌い方で、和音をを響かせられるよう、ピッチを調節しながら歌うことが求められます。演奏の時には、これらが努力してできるようになったのではなく、自然に歌えていることが感じられなくてはなりません。
バーバーショップの演奏は、聴衆にとって楽しく聴けて、音楽性も豊かなものでなくてはなりません。心から歌い、本気であることが感じられ、作詞作曲と編曲の意図を正しく解釈したものでなければなりません。
理想的な演奏とは、曲の持ち味が遺憾なく発揮され、聴き手が本当に楽しく音楽を聴けることです。
e-東京バーバーズより