ハモらせ方のコツ

Basic Skills

バーバーショップ・ハーモニーを楽しむための、ホンの基礎的な部分の説明です。

 

Four Part パート構成

バーバーショップ・スタイルでは上から二番目のパートを「リード」と呼び、このパートがメロディを歌います。
一番低音部は「ベース」。Bassと綴りますが読み方はベースです。バーバーショップ・ハーモニーの基礎を担当し、和音の根音や五度に入ることが多いので、殆ど常にタップリ歌うことが必要です。
リードとベースの間の和声部が「バリトン」で、通常の合唱と同じ役割ですが、音域としては通常より広めで、リードより高い音を歌う場合もあります。時に大きく歌うこともありますが、基本的には和音の要として控え目に歌います。
一番上のパートは「テナー」ですが、通常の合唱と異なり、メロディ・パートではなくハーモニー・パートで、メロディより上の和音を密やかに歌います。

 

Pitch Pipe 音取り

ピッチ・パイプと呼ばれる音取り器で根音(キー)を鳴らして、各パートが自分のパートの音(下からドソドミ)の音を取ります。

 

Singing Formation 並び方

カルテットでは、メロディを歌うリードと最低音部のベースが中央に並び、リードの外側にテナー、ベースの外側にバリトンが並ぶのが基本形です。演奏時はお互いの音が聴きやすいように、四人の外側の手を伸ばしてマイクに手が届くような位置関係とし、練習時には四人で輪を作るとハーモニーを作りやすい。
コーラスの場合は、カルテットと同様にテナー、リード、ベース、バリトンと並ぶ場合、各パートをミックスする場合(ショットガン)、一部をミックスする場合、と色々なバリエーションがあります。この場合もカルテットと同様に両端は前に出て弧を描くようにするとハーモニーを聴きあい易くなります。

 

Choreography 振り付け

ミュージカルのようなマス・ダンスだけが振り付けにあらず。楽しい歌は楽しそうに、悲しい歌は悲しそうに、表情豊かに歌うのがバーバーショップ・スタイルのパフォーマンスの特徴です。
楽譜を持っては振り付けもままなりませんから、先ずは暗譜が第一の壁。

 

e-東京バーバーズより

2021年5月3日